私のお父さん
今週のお題「おとうさん」について
私もお父さんとの思い出を振り返ってみましたが、これとって楽しい思い出が思い浮かびません。
というのも、私のお父さんは私が幼い頃ほとんど家にいなかったからです。
毎日仕事から帰ると、さっさと晩ご飯を食べて出ていきます。
友達と遊ぶためです(ーー;)
休日は休日で競馬に夜は飲み歩きます。
お父さんはすぐキレる性格で、暴れては怖い顔で寝転がっている。
気に入らない食事が食卓に並ぶと、怒ってお膳をひっくり返してしまうという最低なお父さんでした。
幼かった私にとってはただ怖い存在でしかなかったのです。
そんなお父さんも歳を重ね、性格が変わったことに最近気づきました。
お父さんも私が30代になりお父さん歴30年になりました。
気づけばお父さんは角がとれて丸い性格になっていました。
子供と遊ぶことなんてなかったお父さんですが、今は孫と遊んでくれる優しいお祖父ちゃんになっていました。
孫と笑顔で遊んでいる父をみた時は衝撃で驚きました。
そして私は嬉しかったです。
私の子供達にとって、私のお父さんは優しい大好きな存在なのです。
お父さんも月日をかけてお父さんになるんだなぁと、自分のお父さんを見て感じました。
私が膠原病になり入院した時も、出張先から帰ってきてすぐお見舞いに来てくれました。
いつも無口ですが心配してくれているのが伝わりました。
昔は怖くてあまり好きではなかったお父さんですが、私のたった一人のお父さんです。
大人になり、私はお父さんに感謝しています。
お父さん、ありがとう。