Sleになって気づいたこと

2017年の夏、膠原病の全身性エリテマトーデスになりました。

sleと出産

出産したときのことを書こうと思います。

上の子メルルの出産の時からどうも私はsleでした。(ループス腎炎になるまで全く気づかずかなかった)

妊娠中からディスコイド疹が足に出たり、春先には蝶形紅斑や手の関節痛が出ていました。

産後は自然に治っていたのです。ただ、常に疲れがとれず、風邪ばかりひいていました。

 

下の子のスー子を妊娠した時は妊娠後期に入り、尿路感染疑いと切迫早産だったので、総合病院で入院していました。

36週から出産を取り扱っている病院で、36週になった朝に張り止めの点滴を抜きました。

抜いて2時間ほどで陣痛らしきものが現れ、4時間後には産まれました。

身体中が痛い&高熱のなか産んだせいか、スー子は産まれたとき新生児仮死でした。全身チアノーゼで泣かなかったのです。

ですが、偶然その時に新生児心肺蘇生のインストラクターの医師が、院内で講習会をしていたのです。

先生達はスー子のために講義そっちのけに駆けつけてくれました。

スー子は蘇生してもらい、息をしてくれました(少しその時肺に穴が開いたそうですが3日目には閉じました。)

そこから3日間保育器の中で点滴管理になりました。

私の方はsleで貧血がひどかったので、ドクターが二人がかりで子宮をものすごい力で押さえられました。(輸血レベルの貧血だっので)おかげで輸血はせずにすみました。

 

私はスー子を産んでからsle宣告を受けたので、産んでから新生児ループスというものを知りました。

スー子はおかげさまで異常はなかったのですが抗体は移行してました。

 

自分がsleとわかったとき、病気に気づかずに出産したからスー子があんなことになったのではと自分を責めました。

また、出産後にsleの活動性が増しループス腎炎を発症しました。産んでなかったらループス腎炎になってなかったのか……とも思いました。

けれど、担当だったおじいちゃん先生が「sleのお母さんはみんな、産む前から新生児ループスのことを心配しながらお産してるんだよ。ちゃんと産めたのだから大丈夫」、「sleとわかっていたら(上の子の時)、下の子の出産はできなかったかもしれないよ」と言ってくれました。

出産はsleを悪化させることもあるし、治療で使うお薬で妊娠が難しいこともあります。

私は出産をきっかけにループス腎炎になってしまいましたが、メルルとスー子の二人に出会うことができました。

 


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こんな病気なママですが、子供達が私を選んできてくれたことに感謝し、子育てを頑張っていきいと思います。