sleと出産
出産したときのことを書こうと思います。
上の子メルルの出産の時からどうも私はsleでした。(ループス腎炎になるまで全く気づかずかなかった)
妊娠中からディスコイド疹が足に出たり、春先には蝶形紅斑や手の関節痛が出ていました。
産後は自然に治っていたのです。ただ、常に疲れがとれず、風邪ばかりひいていました。
下の子のスー子を妊娠した時は妊娠後期に入り、尿路感染疑いと切迫早産だったので、総合病院で入院していました。
36週から出産を取り扱っている病院で、36週になった朝に張り止めの点滴を抜きました。
抜いて2時間ほどで陣痛らしきものが現れ、4時間後には産まれました。
身体中が痛い&高熱のなか産んだせいか、スー子は産まれたとき新生児仮死でした。全身チアノーゼで泣かなかったのです。
ですが、偶然その時に新生児心肺蘇生のインストラクターの医師が、院内で講習会をしていたのです。
先生達はスー子のために講義そっちのけに駆けつけてくれました。
スー子は蘇生してもらい、息をしてくれました(少しその時肺に穴が開いたそうですが3日目には閉じました。)
そこから3日間保育器の中で点滴管理になりました。
私の方はsleで貧血がひどかったので、ドクターが二人がかりで子宮をものすごい力で押さえられました。(輸血レベルの貧血だっので)おかげで輸血はせずにすみました。
私はスー子を産んでからsle宣告を受けたので、産んでから新生児ループスというものを知りました。
スー子はおかげさまで異常はなかったのですが抗体は移行してました。
自分がsleとわかったとき、病気に気づかずに出産したからスー子があんなことになったのではと自分を責めました。
また、出産後にsleの活動性が増しループス腎炎を発症しました。産んでなかったらループス腎炎になってなかったのか……とも思いました。
けれど、担当だったおじいちゃん先生が「sleのお母さんはみんな、産む前から新生児ループスのことを心配しながらお産してるんだよ。ちゃんと産めたのだから大丈夫」、「sleとわかっていたら(上の子の時)、下の子の出産はできなかったかもしれないよ」と言ってくれました。
出産はsleを悪化させることもあるし、治療で使うお薬で妊娠が難しいこともあります。
私は出産をきっかけにループス腎炎になってしまいましたが、メルルとスー子の二人に出会うことができました。
こんな病気なママですが、子供達が私を選んできてくれたことに感謝し、子育てを頑張っていきいと思います。